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かごしまママの日常小話

vol.18 息子の成長とアレルギー

kagohaha18

6年生になり、すごい勢いで成長中の息子。
声変わりもし、身長は実家の祖父母を抜き、ただいまほぼ私と同じ(159㎝)。でも体重は15キロ以上の大差・・・。
毎晩夕食後「母ちゃん、俺散歩行きたいなー」とさりげなくウォーキングに誘ってくれて本当にありがとね!

そんな成長期な息子ですが、Vol.1でお話ししたアレルギー症状は相変わらずで、薬を処方されるとその時はいったん落ち着くものの、しばらくするとまた悪化の連続。
悪化すると何かと批判の多い「ステロイド」の入った市販の強い塗り薬が処方され、落ち着くとまた副作用が出にくい成分を配合したステロイド入りの軟膏と保湿剤でやり過ごすといった感じ。成長期を迎えグングン大きくなる姿と、最近外見を気にしはじめた様子に、このままでいいのかと悶々と悩みつつ。

悩んでいても仕方がないと「アトピー」「アレルギー」についていろいろと検索。
が、今やこのインターネット社会。情報があまりにも氾濫しすぎて、かえって大混乱してしまいました(>_<)
私たちが選んだ治療法は正しかったのか、それとも息子の体をボロボロにしてしまっているのか。慢性化してしまったアレルギー生活の中で、12年間ちっとも変わらない治療を続けていることに、疑問と将来への不安がどんどん募ってきました。夫にも相談し、この慢性化を断ち切るために、思い切って「アトピー診療」でとても有名な他の病院に行ってみることにしました。

9月末、初来院。患者さんが非常に多く、待つこと1時間半。ようやく診察の順番が回ってきました。初めての診察だったためか、まずは下着姿で全身を見ることからスタート。まさかのパンイチにもじもじと恥ずかしそう。
息子の身体をじっくり見て「う~ん、酷いなあ・・・痕が残るかもなあ・・・」と先生。夏の紫外線のダメージと、最近おざなりになっていた塗り薬等の処置、また今まで使用してきた強いステロイド薬の影響等で、息子の皮ふの状態はかなり悪いとのこと。体の内部の状態を見るため血液検査をして、肝機能等も調べるとのこと。(2週間後来院の際に結果は報告するとのことでした。)

結局処方されたのは前の病院でもお馴染みの、副作用を抑えた成分を配合した「ステロイド」入りの軟膏が4種類(初めての薬が2種類あり)と、「柴胡清肝湯」という漢方薬。市販の強いステロイド剤はないだけましかなと思いつつ。
ただ塗り薬の保管方法が「冷蔵庫保管」という点と、体の部位によって薬を細かく塗り分けるといった処置が違うかなという感じ。また、朝晩お風呂で薬をしっかり流してから薬を塗る、ひじとひざはガーゼと包帯を巻いて薬がとれないようにして下さいとの指示がありました。
漢方薬が大嫌いで前の病院の時もすぐに飲むのをやめてしまったこともあり、家族で頑張って継続させようと誓いつつ。

2週間後の次の診察予定日まで、とりあえず指示通りに処置。
悶絶しながら飲んでいた漢方も難なく飲めるようになり、朝晩の風呂タイム&薬塗りもどうにかクリア。
肌の状態は、ガサガサだった首回り、ひじ、ひざはすべすべになり、赤くただれて血のにじんでいたひざ裏は傷が無くなり、まだ赤みはあるものの以前よりは格段にいい状態。痒みも以前と比べればあまり感じないとのこと。
肌が落ち着くとイライラもなくなるのか、日々の生活態度も落ち着き、宿題をしているときの怒りっぽさも皆無♪♪♪
この劇的改善が「ステロイド」の効能だとはわかりつつも、息子の落ち着いたおだやかな感じにホッとすることでした。

10月中旬、2度目の診察。
「お~予定通り!頑張ったね。ずいぶん落ち着いた!」と先生。
血液検査の結果はアレルギー症状の人特有の数値が強く出ていて、いい状態ではないとのこと。ただ、これから治療をしていくなかで段々と改善していくからとのことでした。
薬はステロイドの濃度が前回の半分に減った薬がメインに今回も4種類+漢方薬。

漢方薬にも慣れ、朝晩の風呂タイムも定例化し肌の状態は今のところ良好です。
酷かったひざ裏の赤みがずいぶんとひき、ようやく肌色が復活してきました。痒みは無くなりはしないけれど、前よりはいいとのこと。

これから先、どういうふうに治療が進んでいくのか非常に気になるところです。
今までのように酷くなったら強いステロイド、落ち着いたら弱いステロイドが永遠に続くのか・・・。それだと病院を変えた意味が全くない。
とりあえず次の診察で疑問をぶつけてみようと思っているところです。(11月中旬に3回目行ってきます)

※息子、治療過程の写真掲載は「やめてね」とのこと。思春期なもので・・・今回は文字ばかりですみません。