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かごしまママの日常小話

vol.8 伝統?わが家のお正月

今年も早いもので、2014年がはじまり早1ヵ月。年末年始うまく休みが重なれば、一週間以上の長期のお休みになられた方も多かったのではないでしょうか。鹿児島の方は気温も温かく過ごしやすい年始でしたね。

わが家の今年のお正月は、毎年恒例化していた初商にも行かず、初詣と親戚宅での新年会に出かけたくらい。ゆっくりと実家で過ごしていたのにもかかわらず、家族全員風邪をひいてしまいました。夫は早々に自宅に舞い戻り寝正月。私も1月中旬まで咳が抜けないままでした。

さて、お正月といえば、おせちにお雑煮などなど。各地域、各家庭でさまざまな味があるかと思います。今年はちゃんとわが家の味を伝授してもらおうと、実家で母と一緒に台所に立つ時間を増やしてみました。
おせちは、市販のものを購入したものの、うま煮(筑前煮みたいなもの)、昆布巻き、金柑、煮豆、鶏の照り焼き等母の手作りも多数。年前から下準備はほぼ完了しており、手伝うこともあまりないまま。来年は年前から手伝いをと思うことでした。

ところで、我が家は年越しから正月にかけていろいろと伝統行事的なものがあります。子どものころはひたすら面倒くさい!!と思っていたものの、最近はその由来等に興味もわきつつ。
しかしネットで探してみても、該当する風習はあまりなく、奄美大島出身の祖母の方からの風習なのか?今となってはあやふやなところです。

まず、31日大晦日は「年取り餅」。夜食事が始まる前に、小皿にお餅を2つ重ねその下にゆずるん葉(ゆずり葉)を2枚しいたものを、父から年の多い順番に両手で持ち上げ、今年の反省と来年の抱負を言うというもの。

次は年が明けて1月1日、朝食前に父が年の多い順番から、するめと昆布を細く切ったものを塩で清め「悪いことはスルメ、喜コンブ」と言いながら、お屠蘇とともに配るというもの。かたい昆布と慣れないお酒の味に昔は嫌々していましたが。(これに関しては、元は奄美地方の風習らしく、夫の実家がある奄美の方でも同じようなことをしているとのことでした。「悪いことはスルメ・・・」のくだりは、子どもにもわかりやすいようにと父のアレンジらしいですが・・・。)

そして1月2日の「みそずもん」。1日に食べるお雑煮とは別物で、みそ仕立ての汁物です。縁起物として、基本的にすべて丸いまま入れるとのこと。具は、里いも1個、干しシイタケ1枚、輪切りにした人参、長いままの豆もやし、長いままの春菊が入ります。母曰く。先日テレビで「串木野地方の風習」として紹介されていたとのこと。親戚に串木野出身の該当者もおらず、なぜうちでそれをするのかはわからないまま。

ところで、鹿児島のお雑煮の特徴といえば、焼えびが入ることだとか。もちろん実家のお雑煮にも入っていました。

各家庭に残る風習とお正月の味、知る機会があればおもしろそうだなと思いつつ。とりあえず我が家の出所不詳のあやふやな伝統行事も確かな由来が知りたいところです。

kagohaha8