6月の最終日曜日。夫の「カブトかえっちょったど。(カブトムシが成虫になってたよ)」の声。
虫かごを開けて見ると…おおーっオス3匹、メス7匹、無事成虫になっていました。
あの「キシキシ」とケースを引っ掻く音に、夏がきたなあと思いつつ。
思い起こせば4年前。夫が息子に男の子らしいことをと、男2人で山に行き捕まえてきた1匹のメスカブト。捕まえてきたときにはすでに産卵期だったようで、カブト亡き後幼虫が土の中にいるのを発見!!結局当時保育園の年長だった息子はカブトムシにあまり興味を示さないまま。その後夫が根気強く世話をし続け、毎年命を繋ぐこと4代目。幼虫のうちに知人や息子の友達に半分以上はもらわれていきますが、今年も無事成虫までたどりつきました。
はじめはゴキちゃんとそう変わらない目で見ていたカブトムシたち。いつしかちょっぴり愛情が芽生え、時には虫かごにくっついて息子と観察してみたり。力が強いので夜中にフタを開けて脱走し、部屋を飛び回るのも恒例となり結構怖かったり迷惑だったりもしますが…。
幼い頃、兄たちが飼っていた時のえさはスイカのみでしたが、飼育本を見ると意外にもスイカは虫たちがお腹をこわしてしまうのでダメとのこと。昆虫蜜とか、ゼリーとか今はカブトのえさもペットフード化時代。昆虫用の腐葉土(昆虫マット)まで売っていて、山に袋を持っていって土を運んでいた昔とはずいぶんちがうんだなあと感心することでした。
夫の飼育熱も冷め、息子の興味も相変わらず低い中、4代目たちは自然に帰す予定でいたのですが、そうなるとまた逆に愛着がわいてしまうのか、最近は息子も虫かごを観察したり、えさをやったりと興味を高めているもよう。唯一のわが家のペットとして、夏休みの観察記録にしてもいいかな?と思いつつ。