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かごしまママの日常小話

vol.1 わが家のアレルギー事情

ウチの長男はアレルギー疾患の「アトピー性皮膚炎」です。
診断されたのは生後半年。
ほっぺた、両手足の皮膚はあちこち赤くただれて、乾燥したところはひび割れボロボロになり結構ひどい状態でした。
(写真は生後5か月頃です。痛々しい…。)
patopit
アトピー」という言葉は聞いたことがあっても、とにかく初めての育児…。
知識も経験もなく不安は増すばかり。血液検査をしてもアレルギーの要因すら特定できず、途方に暮れてしまいました。
主治医の指導のもと、とにかく一般的なアレルゲン(アレルギー反応を起こす抗原物質)の除去と塗り薬の治療をすること1年。
症状はあまり改善されないなか、私は仕事復帰することになり、大きな不安を抱えながらも息子は近くの保育園にあずけることになりました。
それまでアレルゲンが子どもの体内に入らないよう、アレルゲン除去食を行ったうえでの母乳育児だったため、ミルクではなく毎日母乳を冷凍して持っていく生活がスタートしました。

アトピーの症状は一進一退。季節によって、また体調によって症状は大きく異なり、職場の上司や、保育園の先生方からたくさんのご協力をいただきながら、何とか過ごしていく毎日。給食もおやつもアレルギー対応メニューで、お友達とは違う内容の日も多く、事情がまだ分からない息子は「みんなと一緒のがいい」と泣きながら訴えることもしばしば。0~5歳くらいまではあまりのかゆみに昼も夜も眠れず、親子とも睡眠不足の中頑張って過ごした時期でした。

今は成長と共にゆっくりではありますが症状も改善しつつあります。思い起こせば、食材・水・石けん・入浴剤・温泉等…人から良いと聞けばいろんなところに行き、いろんなモノを試してみました。結局は個人に合うか合わないかなので、断言してオススメは出来ませんが、そのうちのいくつかは今でも続けています。

そして!!つい最近、アトピー性皮膚炎の慢性化のメカニズムが解明され、アトピーの症状の原因となる物質を特定することに成功したとのニュースが発表されました(平成24年6月12日現在)。ただいま研究段階。実際に承認されるのには早くとも数年はかかると思いますが、期待しつつ。安全が確認されて、実用可能になる日を夢見て!!