薩摩川内市楠元町は、県内最大の川、川内川沿いにあり近くには、川に住むと言う河童を祭った戸田観音がある。
二月はじめの日曜日に四年に一回、行われる豊作祈願の祭りがあった。ここ楠元町は上、中、下の地区が祭りを行っている。以前は二月一日だったが、日曜日に行わないと人が集まらないために祭りの日を変えた。
午後から生神(おいかみ)が宿借りをしている、南方神社ではじまり、ヤッコ(長さ3メートルほどの竹さおにワラの束をつけたもの)を持った人が行進。道脇に置かれた水おけに突っ込んでは振り回す。
行列も見物人も水をかぶってびっしょり。雨乞いのためだという。
神田につくと大きな模様の入った虎と間違えそうな牛がでて、牛を操るデカン、主人(テチョ)、ヨメジョ、トモが出てそのやりとりのしぐさに、見物人は笑いがとまらない。
にぎやかな田園劇だ。
2014年12月20日