その30年ほど前、私が、丁度学生時代アルバイトをして始めて買った電卓という代物でした。
今では100円均一でも売られている関数電卓、その当時は1万以上で買った記憶があります。
私より先輩方は関数などの計算に計算尺なるものを用いていらっしゃったのではないでしょうか。
計算尺がアナログで電卓がデジタルといえましょう。その電卓が発展してパソコンになったといっても過言ではありません。
一体デジタルとは何か?
偉い学者によると、全てのものは「有」か「無」に分けられる・・・へぇ–。
「有」と「無」を数字で表せば「1」と「0」にあらわされる・・・なるほど。
例えば「赤」と「青」と「黄」の3つをデジタルにあらわそうとすると・・・それは無理?
3つあるのに2つの数字で表すのは無理と思われるかもしれませんが、そうではありません。
ここで、この3つの色を赤で有るか無いかだけ考えて見ましょう。
赤である場合は1そうでない場合は0にしましょう。
赤・・・・1
青、黄・・0
次に青と黄色考えましょう、青で有るか無いか 青である「1」青でない「0」
赤かどうか|青かどうか |黄かどうか
赤・・・・1 0 0
青・・・・0 1 0
黄・・・・0 0 1
↓
赤・・・・100
青・・・・010
黄・・・・001
この表現には無駄が多いのですが、実際このように万物は0と1であらわすことができました。
信号とか、記録とかの場合、何故デジタルが用いられるのかいいますが、非常に単純だからです。
単純であればエラーの修正が楽だからです。それは、1である信号が少し欠けて0.2だったとしましょう。
これは、0ではないから1と見なすことができます。
音楽のコピーを考えた場合、アナログのコピーは劣化しますが、デジタルのコピーは劣化しないと言うことなのです。
実際にはもっと、誤り訂正技術と言うものがありまして、信号を送る場合はこれを用
いて、途中でノイズ等が信号に進入しても、この訂正機能が働いて、正しい信号のやり取りができるように設計されています。
結論・・・データとか信号の場合、デジタルの優位性が伺えます。
次回は、1本の線で同時に多数の人が会話をできるようにするにはどうしたらいいのか・・・不可能?
これを考えて見ましょう。